採用ランディングページ(LP)が効果的な理由とは?メリットや採用サイトとの違いを解説
「リクナビやマイナビなどの採用プラットフォームで採用活動をしてるけど、ミスマッチやコスト面が不安」
そう思っている採用担当の方もいるのではないでしょうか。
しかし、採用市場の変化やオンライン化が加速するにつれ、今までのプラットフォームを利用した採用方法だけでは、満足のいく人材の獲得はどんどん難しくなっていきます。
「優秀な人材を、コストをかけずに採用したい」というのは、企業にとって永遠の課題。
そういった課題の解決に非常に効果的なのが、採用ランディングページです。
本記事では、
「採用ランディングページの存在は知ってるけど、採用サイトと何が違うの?」
「採用ランディングページを制作するメリットって何?」
といった疑問から、採用ランディングページはどれくらいの費用感でどのくらいのものができるのかまで詳しく解説します。
ぜひ一読して、参考にしてみてください。
ラヴィゴットの「お客様事例集」をお届けします
業種業態やターゲットなどによって企業のマーケティングにおける課題はさまざまです。課題を解決し成果を出すためには、現状を分析して仮説を立て、検証と効果測定を行って改善のサイクルを回すことが非常に重要です。
ランディングページを活用したマーケティングの強化(お問い合わせ増加や集客アップなど)を目指している企業様向けに、ラヴィゴットがこれまでご支援した成功事例をご紹介します。
ランディングページ制作前にお客様が抱えていた課題と、課題解決のための施策や成果をBefore & After 形式でまとめましたので是非ご覧ください。
目次
1.昨今の採用市場の動向
2020年、コロナ禍の影響で求人倍率が下がった業界も多くありましたが、それ以上に採用のあり方を大きく変えたのは、オンライン説明会やオンライン面接の本格的な導入でした。
採用のオンライン化により、従来のような対面式での説明会ではなく、Webを活用した情報発信や採用広報を強化していく必要性が高まっています。
オンラインで求職者に向けて企業の魅力を発信する際には、採用サイトや採用ランディングページの活用が非常に効果的です。特に採用ランディングページは「低コストで、求める人材を採用したい」という場合に最適です。
本記事では、採用ランディングページを制作するメリットを採用サイトと比較してご紹介します。
2.採用ランディングページとは?採用サイトとどう違う?
採用サイトの必要性を理解している方でも、“採用ランディングページ”は初めて聞くという方もいるかもしれません。
採用ランディングページとは、簡単に言うと、採用サイトよりも低コストかつエントリー数を集めることに特化したWebページのことです。
まずは、採用ランディングページの役割や目的について具体的に解説していきます。
2-1.そもそもランディングページとは
ランディングページ(略称:LP)とは、検索結果やWeb広告などを経由して、ユーザーが最初にアクセスするページのことです。
ランディングページは、一般的に1ページで構成されており、ユーザーに特定のアクション(商品の購入、メールマガジンの登録、会員登録etc)を起こさせることを目的としています。
ちなみに、この特定のアクションをコンバージョン(略称:CV)といいます。
採用ランディングページの場合、コンバージョンは訪問者に期待するアクションである「エントリー」や「お問い合わせ」となります。
2-2.採用ランディングページと採用サイトの違い
採用サイトと採用ランディングページの最大の違いは、ページの構成です。
◆株式会社マイナビ 新卒採用サイト
採用サイトは、複数のページで構成されており、訪問者が目的に応じてページを遷移しながら自分に必要な情報を探す前提の構成となっています。
◆採用ランディングページ(株式会社ecbeing)
https://careers.ecbeing.tech/team
採用ランディングページは、キャッチコピーから採用メッセージ、企業の紹介、エントリーといった流れが1ページに収まる構成になっています。
基本的にページを遷移させることがないので、こちらの意図した流れやストーリーで企業の魅力を伝えることができるのが特徴です。
上から下まで順に読み進めてもらうことで、ターゲットユーザーに自然な流れで「応募してみようかな」と思わせ、エントリーを促すことができます。
3.採用ランディングページのメリット
ここまで読んだ方の中には、
「採用サイトでもいいんじゃない?」
「採用サイトと採用ランディングページ、そんなに違いがあるかな?」
と思った方もいるでしょう。
ですが、採用ランディングページには、採用サイトにはないメリットが多数あります。
ここからは採用ランディングページならではのメリットをご紹介します。
3-1.制作費用を抑えられる
採用サイト制作は、外注する制作会社や内容にもよりますが、コンセプトや企画考案、社員インタビューや写真撮影などをしっかりと行って質の高いものを制作するとなると、少なく見積もっても150万円以上の制作費がかかります。
その点、採用ランディングページ制作は1ページで完結するため、数十万程度で制作が可能です。
一番気になるポイントの「費用」を抑えることができるという点が、採用ランディングページの大きな魅力です。
3-2.短期間で制作できる
採用サイトの制作期間は半年以上。どんなに短くても3ヶ月ほどはスケジュールを見る必要があります。
ですが、採用ランディングページの場合は1ページで完結するため、1ヶ月~3ヶ月で制作することができます。
方向転換、事業内容の変化、合併や統合など、さまざまな変更があっても、短期間で制作できるぶん、採用サイトよりも柔軟に対応できます。
採用開始ギリギリになっても、制作を間に合わせることができる。この柔軟性は採用サイトにはない強みです。
3-3.1ページで簡潔に表現できる
複数のページで構成された採用サイトでは、さまざまな情報を掲載するため、どうしても他社と似たような雰囲気になってしまいがちです。
また採用サイトでは、
「情報が多すぎて何が伝えたいのかわからない」
「結局のところ企業の魅力は何?」
「見た目はかっこいいけど、会社のことを具体的にイメージしづらい」
という問題が発生しやすくなります。
しかし、1ページで構成される採用ランディングページでは、伝えられる情報に限界があります。これはデメリットのようで、実は大きなメリットともいえます。
「ここだけは絶対に伝えたい!」
「強みはここ!」
というように、会社の魅力や強みをピンポイントで伝えることができるため、会社の色が出やすくなるのです。
3-4.ページ移動による離脱を防ぐことができる
複数ページで訴求する採用サイトでは「どこになんの情報があるかわからない」という状態に陥ってしまいがちです。
実際にさまざまな採用サイトを見ていくと、
「肝心の募集要項はどこで見られるんだろう…」
「この前見たページをまた見たいのに見つからない…」
などと迷ってしまうこともあります。
ユーザーはそこまで我慢強くありません。
なんとなく「見づらいな」「使いづらいな」とストレスを感じた場合、すぐに離脱してしまいます。
採用ランディングページの場合は1ページで完結しているため、ページ移動が不要です。そのため、比較的離脱率が低くなる傾向にあります。
ユーザーを迷わせることなく必要な情報へ導くことができるのが、採用ランディングページのメリットです。
3-5.制作後の効果測定や改善がしやすい
採用ランディングページは、採用サイトと比較して効果測定や改善にコストがかかりません。
効果を測定するページの数や、改善にかかる範囲が少ないのが理由です。
広告を出稿している場合は、流入元の検索ワードや広告ごとにコンバージョン率を比較してターゲットのニーズを探ることができます。
また、ヒートマップツール※を利用して、離脱されているタイミングを特定して改修したり、よく見られているコンテンツに厚みを持たせるなどして、パフォーマンスを改善すると良いでしょう。
※ヒートマップツールとは、その名の通り訪問したユーザーの興味のある部分が赤く、逆に興味の薄い部分は青く表示されるサーモメーターのようなツールです。LPでのユーザーの動きがわかりやすく可視化できるため、よりロジカルな改善の方向性を見いだすことができるのが特徴です。
3-6.ターゲット別に複数のランディングページを制作することも可能
ここまで解説した通り、採用ランディングページは、制作費用を抑えられ、短期間で制作できるというメリットがあります。
そのため、新卒採用や中途採用、新卒の年度別などに複数のLPを用意して、ピンポイントでターゲットにアプローチすることも可能です。
このように、採用サイトでは莫大なコストがかかる施策でも、採用ランディングページであれば実現可能なのがメリットです。
ラヴィゴットの「お客様事例集」をお届けします
業種業態やターゲットなどによって企業のマーケティングにおける課題はさまざまです。課題を解決し成果を出すためには、現状を分析して仮説を立て、検証と効果測定を行って改善のサイクルを回すことが非常に重要です。
ランディングページを活用したマーケティングの強化(お問い合わせ増加や集客アップなど)を目指している企業様向けに、ラヴィゴットがこれまでご支援した成功事例をご紹介します。
ランディングページ制作前にお客様が抱えていた課題と、課題解決のための施策や成果をBefore & After 形式でまとめましたので是非ご覧ください。
4.採用ランディングページ制作の費用相場
採用ランディングページのメリットを理解いただけたかと思いますが、中には
「社内に採用ランディングページを制作できる人がいない」
「制作会社に依頼したいけど、どこに依頼すればいいの?」
「外注すると、いくらでどんな採用ランディングページが作れるの?」
と疑問に思った方もいるでしょう。
そこで、採用ランディングページ制作の費用相場と、いくらでどの範囲まで対応しているのか、目安をご紹介します。
採用ランディングページを制作するうえで、
・品質も良く、エントリー数を最大化させられる採用ランディングページを作りたい
・オリジナル性の高い企画とデザインで、求職者とのマッチングを図りたい
・だからといって制作費用が高額になりすぎるのは避けたい
そうお考えの方は、
結論から言うと「50万円~100万円」の値段帯が最適です。
その理由を、他の費用相場の特徴と一緒に解説します。
4-1.無料~10万円の採用ランディングページ制作
依頼先 | 個人事業主、個人企業、制作ツール |
作業範囲 | デザインのみ(テンプレートを利用したデザイン) |
製作時間 | 1週間~1ヶ月 |
特徴 | とにかく安い。 |
10万円以下で採用ランディングページ制作をする場合は、フリーランスまたは個人で活動しているWeb制作会社に依頼するか、制作ツールを活用して自分で制作することになります。
クラウドソーシングサービス等を利用することで、予算10万円以内で提案を受けることができます。
ですが、あくまで指示された通りに作るだけなので、競合調査や企画・構成案作成、ライティングや写真などの素材の用意は依頼主側で行うこととなります。
デザインについてもほとんどの場合テンプレートを用いて制作されます。
また、この金額では制作後の運用や改善サポートは含まれていません。さらに、スマートフォン対応は別途費用がかかるなど、10万円以内でできることはかなり限られています。
この価格帯では、特にデザインや構成にこだわりはなく、とにかく安く抑えたいという方に選ばれることが多いです。
4-2.10~50万円の採用ランディングページ制作
依頼先 | 個人事業主(中堅)、中小企業 |
作業範囲 | デザイン・コーディング(オリジナルデザイン) |
製作時間 | 2週間~1.5ヶ月 |
特徴 | デザインの自由度が上がる。 |
50万円以下での採用ランディングページ制作は、中堅の個人事業主や、中小規模の制作会社に依頼した際の相場です。
この予算であれば、構成案の作成や、テンプレートを使用しないオリジナルのデザイン、コーディングまでを依頼することができます。
ただ、こちらも同じく、競合調査や戦略設計、原稿や素材の用意は依頼主側で用意する必要があります。
また、公開後の修正や運用、改善についても対応していないことがほとんどです。自社で対応できず、外部依頼する場合には別途費用がかかります。
4-3.50~100万円の採用ランディングページ制作
依頼先 | 中小・中堅制作会社 |
作業範囲 | 分析調査・企画構成・ライティング・写真(動画)撮影・デザイン・コーディング |
製作時間 | 1ヶ月~3ヶ月 |
特徴 | 競合調査などの手間がかかる部分も代行してくれる。 |
50万円~100万円の予算の場合、企画戦略の段階からプロにお願いし、より成果の出る採用ランディングページ制作することができます。
競合調査や、ライティング、写真撮影、キャッチコピーの作成や、構成案の作成などはもちろん、デザインからコーディングまで、ランディングページ制作に必要な工程全てを任せることができます。
この価格帯での採用ランディングページ制作は、時間的リソースを割けない人にうってつけであり、コンセプトや企画の段階から制作するため高クオリティかつ金額もそこまで高額でないため、コストパフォーマンスに優れているといっていいでしょう。
完成度と金額のバランスが良いので、今回紹介する中で、一番おすすめの価格帯です。
4-4.100万円以上の採用ランディングページ制作
依頼先 | 大手制作会社 |
作業範囲 | 分析調査・企画構成・ライティング・写真(動画)撮影・デザイン・コーディング・採用コンサルティング |
製作時間 | 3ヶ月~6ヶ月 |
特徴 | 採用コンサルティングまで一貫してサポート可能。 |
100万円以上の価格帯は、ランディングページ制作では最も高い相場で、依頼先は大手の制作会社となります。
ランディングページ制作に必要なすべての工程に加え、制作後の運用やLPOコンサルティングまで対応しており、アフターフォローに関して言えば一番手厚いといえるでしょう。
LPOとは「ランディングページ最適化」のことを指します。ランディングページの効果測定や改善を行ってコンバージョン率の向上を図っていく施策です。
この予算では、採用ランディングページ制度そのものよりも、採用ブランディングや採用戦略のコンサルティングや、公開後の運用や改善がメインとなり、より大きな成果を追求することが可能になります。
5.成果を出すための採用ランディングページ制作のポイント
ここまで採用ランディングページの概要、特徴、費用相場などについて解説してきました。
では、制作するとなった際には具体的にどんなことに気を付ければいいのでしょうか。
ここからは、成果を上げるための採用ランディングページ制作のポイントをご紹介します。
5-1.ターゲットを絞ろう
ターゲットが明確でなかったり、広すぎたりすると、入社後のミスマッチや、内定辞退、選考中の離脱が発生してしまいます。
「体力勝負の仕事だから、スポーツ経験者を中心に採用したい」
「化粧品のコールセンターだから、女性をメインに採用したい」
「会社に新しい風を吹かせてくれるようなリーダーシップのある人材を採用したい」
このように、自社に合っている人材(ターゲット)を絞りましょう。
ターゲットに向けた採用ランディングページにすることで、効果が出やすくなります。
5-2.コンセプトを明確にしよう
せっかく自社にしかない強みがあっても、ユーザーに伝えたいメッセージや、ニーズが明確になっていないと、上手く魅力を伝えることができません。
コンセプトを明確にし、それに沿ってキャッチコピーやデザイン、コンテンツを制作していくことで、はじめてブランディングをすることができます。
もちろん、伝えたいことはたくさんあるでしょう。しかし、こちらの伝えたい情報が雑然と並んでいるのと、一貫したコンセプトに沿って構成されているのとでは伝わりやすさが違います。
コンセプトは必ず論理的に説明できるものにし、チーム全体で共有しましょう。そうすることで、一貫性のある伝わりやすい採用ランディングページになり、企業のブランディングにもつながります。
5-3.ファーストビュー(FV)で惹きつけよう
ファーストビュー(FV)とは、ランディングページやWebサイトを表示した際に最初にスクロールせずに見える範囲のことです。
人間と同じく、数秒見ただけの第一印象でそのランディングページのイメージを良くも悪くも形作ってしまいます。
特にランディングページは、ユーザーの7割がFVで離脱してしまうと言われています。
FVを整えることはコンバージョン率や直帰率にも大きな影響を与えるので、しっかりと作りこみ、写真や動画、イラストやデザインなどを使い、ユーザーを惹きつける工夫をしましょう。
6.まとめ
本記事では採用ランディングページの特徴や、採用ランディングページが効果的である理由、制作する際の費用相場まで解説しました。
採用サイトに比べ時間や費用が大幅に抑えられ、エントリー数の増加も狙うことができるなど、実はメリットが多い採用ランディングページ。
「なんとなくわからないから」で制作しないのはもったいないです。
労働人口の減少は続き、今後一層採用が厳しくなると予想されます。
今後の採用をスムーズに行うためにも、ぜひ一度採用ランディングページを作ってみましょう。
ランディングページについての費用相場やおすすめ業者などを紹介していますので、参考にしてみてください。
ランディングページ(LP)の費用相場は?料金事例を交えて徹底解説!
https://www.ravigote.co.jp/column/landing-page-price/
ランディングページ制作を依頼するなら!プロが選ぶ特徴別おすすめ制作会社16選
https://www.ravigote.co.jp/column/landing-page-company/
ラヴィゴットの「お客様事例集」をお届けします
業種業態やターゲットなどによって企業のマーケティングにおける課題はさまざまです。課題を解決し成果を出すためには、現状を分析して仮説を立て、検証と効果測定を行って改善のサイクルを回すことが非常に重要です。
ランディングページを活用したマーケティングの強化(お問い合わせ増加や集客アップなど)を目指している企業様向けに、ラヴィゴットがこれまでご支援した成功事例をご紹介します。
ランディングページ制作前にお客様が抱えていた課題と、課題解決のための施策や成果をBefore & After 形式でまとめましたので是非ご覧ください。
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