ランディングページ(LP)の費用相場は?料金事例を交えて徹底解説!
ランディングページの制作を検討している方の中には
「ランディングページ制作の費用相場がイマイチわかりにくい」
「複数社見積もりをとったけど料金がバラバラ、どうやって選べばいいのかわからない」
「希望のランディングページがおよそいくらくらいで作れるのか、事前に知っておきたい」
と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
それもそのはず、多くの制作会社ではランディングページ制作の料金表を公開していません。料金表を公開しているのは、格安をうたっている制作会社がほとんどのため、皆さんが抱いているランディングページ制作の費用感と、実際にかかる費用には大きな差があるのが事実です。
そこで今回はランディングページ(LP)制作の費用相場・料金体系をまとめ、徹底的に解説しました。
そして、ランディングページ制作の費用相場や料金体系をさらに理解しやすくするために、
・実際の制作会社別の料金事例
・ランディングページ制作会社選びのポイント
・ランディングページ制作の流れ
についても解説していますので併せてお読みください。
成果の出るランディングページを制作するために最も重要なのは制作会社選びです。たった8つのチェックポイントを押さえるだけで、自社にぴったりの制作会社を選ぶことができます。 |
目次
1.ランディングページ制作の費用相場
ランディングページ(LP)の制作は数万~数十万円で依頼することができ、費用相場は依頼先や内容によって異なります。特に依頼先と費用相場の関係については、フリーランス等の個人事業主であれば安価になり、中小規模から大手の制作会社になるほど高価になる傾向にあります。
制作会社によってサービス内容が異なるため、安易に「費用が安いからこの制作会社にしよう」と決めてしまうのは危険です。制作したいランディングページの要件や、制作の目的、予算を考慮した上で依頼先を選びましょう。
ランディングページ制作の依頼先を正しく選ぶための指標になるように、まずは予算別の特徴をまとめてみました。是非参考にしてください。
ランディングページ制作の流れを詳しく知りたい方は「5.知っておきたいランディングページ制作の流れ」を先にお読みください。
1-1.10万円以下のランディングページ制作
10万円以下のランディングページ制作をする場合には、フリーランスまたは個人で活動しているWeb制作会社に依頼します。クラウドソーシングサービス等を利用することで、予算10万円以内で提案を受けることができます。
競合調査や構成案作成、ライティングは依頼主側で行うこととなります。デザインについてもテンプレートを活用し、制作されることが多いです。また、この相場ではランディングページ公開後の運用や改善サポートは含まれていないため、文面や公開後の修正などは依頼主が自社で対応することとなります。
依頼先:
・フリーランス、個人で活動しているWeb制作会社
・格安でランディングページ制作を行っているWeb制作会社
内容:デザイン(テンプレート)・コーディングのみ
特徴:
・テンプレートを活用したデザインが多い
・納期は比較的短く、早くて1週間
改善・運用サポート:なし
【こんな場合に向いています】
・とにかくコストを抑えたい
・質にこだわらず、すぐにランディングページを公開したい
・公開後の運用や改善を自社で行うことができる
1-2.10~30万円のランディングページ制作
10万~30万円でのランディングページ制作はフリーランスや中小規模の制作会社に依頼した際の相場であり、最も一般的な費用となっています。
この予算では、構成案の作成からテンプレートを使用しないオリジナルのデザイン、コーディングまで依頼することができます。ただ、多くの場合競合調査や戦略設計、原稿や素材の用意は依頼主側で用意することとなります。また、公開後の修正や運用、改善については対応していないことがほとんどです。自社で対応できず、外部依頼する場合には別途費用がかかります。
依頼先:フリーランス、中小規模のWeb制作会社
内容:構成案作成/デザイン/コーディングのみ
特徴:
・ターゲットに合わせたオリジナルのデザイン制作
・コンテンツの順番や構成の考案
改善・運用サポート:なし
【こんな場合に向いています】
・ターゲットに合わせたオリジナルデザインのランディングページを制作したい
・コンテンツの構成を提案してほしい
・公開後の運用や改善を自社で行うことができる
1-3.30~60万円のランディングページ制作
企画戦略の段階からプロにお願いし、コンバージョンにこだわったランディングページを作りたいという場合には30~60万円の予算が必要です。中小規模のWeb制作会社の多くが、この費用相場でのランディングページ制作を提供しています。
この予算では、競合調査やライティング、キャッチコピーの作成や構成案の作成、デザインからコーディングまで、ランディングページ制作に必要な工程全てを任せることができます。本格的なランディングページの制作が可能ではありますが、制作後の対応に関しては制作会社によって異なります。費用に含まれている場合もあれば、オプションとして別途費用がかかる場合もあるので、見積もりや打ち合わせの段階で、公開後の修正やアフターフォロー等、どこまでが費用の範囲なのかを確認しておきましょう。
依頼先:中小規模のWeb制作会社
内容:競合調査/ライティング/構成案作成/デザイン/コーディング/公開
特徴:
・競合調査や市場分析から制作会社がサポート
・原稿のライティングやキャッチコピーも制作会社が準備
・ターゲットに合わせたオリジナルデザインの制作
改善・運用サポート:一部あり
【こんな場合に向いています】
・成果にこだわったランディングページを制作したい
・顧客調査や競合調査といった戦略設計からプロに依頼したい
・他社との差別化を図りたい
1-4.60万円以上のランディングページ制作
60万円以上の価格帯は、ランディングページ制作では最も高い相場で、依頼先は中小規模または大手のWeb制作会社となります。
この予算では、ランディングページ制作に必要なすべての工程に加え、制作後の運用やLPOコンサルティングまで対応していることが多いです。公開後の運用や改善を見据えた制作ができ、より大きな成果を追求することが可能になります。60万円以上のランディングページ制作を提供しているWeb制作会社は、豊富な実績と、マーケティングや広告運用のノウハウがある場合が多いので、予算や目的に合わせて検討しましょう。
依頼先:中小規模または大手のWeb制作会社
内容:競合調査/企画立案/ライティング/構成案作成/デザイン/コーディング/公開/運用/LPOコンサルティング
特徴:
・企画戦略の立案から制作、運用改善まで、トータルでの依頼が可能
・運用や改善を見据えたランディングページ制作
・質の高いオリジナルデザインの制作
改善・運用サポート:あり
【こんな場合に向いています】
・ランディングページ公開後の運用や改善までお願いしたい
・成果に徹底的にこだわりたい
・ノウハウや実績が豊富なWeb制作会社に任せたい
・ランディングページを使った本格的なWebマーケティングに取り組みたい
2.ランディングページ制作会社別の料金事例
ここからは依頼先別に実際の料金を見てみましょう。
2-1.フリーランスの料金
【PLuS Works】
ライトプラン:50,000円~
通常プラン:80,000円~
PLuS Worksでは、デザインとコーディングのみのランディングページ制作を提供しています。ライトプランはテンプレートを使用したデザインになります。通常プランはWord10ページ分を想定しています。
PLuS Worksの概要
URL:https://plus-works.design/
Mail:info@plus-works.design
事業内容:WEBサイト制作・ランディングページ制作・バナー制作
2-2.格安ランディングページ制作会社の料金
【株式会社ソービック】
ランディングページ制作:(初回限定)30,000円~
株式会社ソービックでは、ランディングページ制作通常価格100,000円~のところ、キャンペンーン適用で30,000円という安価で提供しています。30,000円のプランにはデザイン制作、HTMLコーディング、ブラウザチェックの費用が含まれています。
株式会社ソービックの概要
URL:https://www.sovic.jp/kakuyasu_lp/
TEL:03-5777-2727
所在地:東京都港区芝公園1-2-6 ランドマーク芝公園8F
事業内容:
・グラフィックデザイン全般
・各種印刷物制作
・Webサイト企画/制作/運営
・Webシステム開発
・映像企画/制作
2-3.中小規模の制作会社の料金
【株式会社ラヴィゴット】
ランディングページ制作:340,000円~(税込み)
株式会社ラヴィゴットでは、340,000円からランディングページ制作を行っています。市場調査やターゲット分析をもとにした企画戦略の立案から、構成案の作成、ライティング、写真撮影、オリジナルデザインの制作、コーディング、校閲・検証までを一貫して依頼することができます。別途費用が必要になりますが、制作後の広告運用やLPOコンサルティング等も行っており、予算や目的に合わせたサービスを提供しています。
株式会社ラヴィゴットの概要
URL:https://www.ravigote.co.jp/lp/
TEL:03-6434-9174
所在地:東京都新宿区四谷坂町12−12 ニューハイム坂町405
事業内容:
・ランディングページ制作
・広告運用
・LPOコンサルティング 等
2-4.大手制作会社の料金
【株式会社LIG】
ランディングページ制作:100万〜500万円
株式会社LIGのランディングページ制作では、デザインやコーディングといった通常の制作工程に加えて、企画やWeb戦略の立案が大部分を占めています。「企業・団体・製品のイメージアップ」「WEBマーケティング」「サービス開発」すべてにおいて高いレベルとノウハウを持つLIGでは、ランディングページ制作1本あたり、150万円~を推奨しています。
株式会社LIGの概要
URL:https://liginc.co.jp/
TEL:0570-015-030
所在地(本社):東京都台東区小島2-20-11 LIGビル 1F受付
主な事業内容:
・Webサイト制作
・システム開発・アプリ開発(BiTT開発)
・コンテンツマーケティング支援
・Webクリエイタースクール「デジタルハリウッド STUDIO by LIG」運営
3.ランディングページ制作の費用を左右する6つの要素
3-1.素材や撮影の有無
ランディングページ内で使用する画像やイラスト等の素材を自社で用意するのか、制作会社に依頼するのかで費用は変わります。写真や動画などを新たに撮影する場合にも、同様に自社でカメラマンを手配するのか、制作会社に依頼するのかによって費用は変動します。
3-2.コンテンツの量やページの長さ
1ページに情報をまとめるのがランディングページの特徴ですが、コンテンツの量やページの長さによって費用は変動します。各制作会社の料金システムによりますが、6コンテンツのランディングページと、12コンテンツのランディングページでは単純に2倍の費用が発生します。また、テキストの量や動画の有無によっても費用は変わってきます。
3-3.納品形式
できあがったランディングページのデータを制作会社がサーバへアップするのか、またはデータの納品を受け依頼側で行うのかでも費用は異なります。どちらがサーバやドメインを準備するかを事前に確認し、決めておきましょう。
3-4.広告運用の有無
ランディングページは広告運用をして初めて効果を発揮するといっても過言ではありません。広告の運用を自社で行なうのか、または制作会社に依頼するのかで費用に差が出ます。広告運用についての知識やノウハウがない場合には、広告運用まで請け負ってくれる制作会社に依頼すると良いでしょう。
3-5.LPOなどの改善サポートの有無
売上アップやCVRの向上といった成果を出すためには、ランディングページ公開後の修正や改善が必要不可欠です。ランディングページの修正・改修を自社で行えず、LPOやEFOといったマーケティング施策に関する知識やノウハウがない場合は、制作会社に依頼することになり、その分費用が発生します。
3-6.レスポンシブ対応の有無
レスポンシブ対応とは、PCやスマートフォンなどの端末サイズに合わせてWebサイトの表示を最適化させる仕様のことです。PC対応のみか、スマホ対応のみか、または両方必要なのかによって費用は変動します。
4.ランディングページ制作会社選びを成功させるための4つポイント
ランディングページ制作会社は国内に1,000社以上あるといわれています。また、フリーランスなどを含めるとその数ははかり知れません。安易に「費用が安い」「納品が早い」という理由だけで決めてしまうと、希望するランディングページが作れなかったり、効果が全く出なかったりする可能性があります。ここではランディングページ制作会社選びを成功させるためのチェックポイントを4点紹介します。
4-1.ランディングページ制作のノウハウや実績が充実しているか?
依頼先を探す際に「どうやってランディングページ制作に強い制作会社を見分ければいいのかわからない」とお悩みの方も多いでしょう。一番の判断材料になるのが「制作実績」と「ノウハウ」です。充実しているほど、こちらのニーズを汲み取って理想的なランディングページを制作してくれる可能性も高くなります。これらを確認するためには、制作会社の実績やお客様の声などを参考にすると良いでしょう。
4-2.制作会社の得意分野が自社の商材とマッチしているか?
効果的なランディングページを制作するためには、その制作会社に業界知識があるかや、そのジャンルでの制作実績があるかを確認しておきましょう。例えば、採用強化のためのランディングページを作りたいのに、採用関連の制作実績が全くない制作会社や、化粧品の販売に特化した制作会社に依頼してしまうと、制作に時間がかかったり、効果的な訴求ができなかったりすることがあります。
4-3.プランに含まれる内容が開示されているか?
外注してランディングページの制作を行う場合、どの行程までを請け負っているかは制作会社によって異なります。まずは基本的なプランの内容を確認し、どの工程が含まれているかを把握しましょう。また希望する項目がプランに含まれているかや、別料金の場合はどれくらいの料金が必要になるのかを事前に確認しておくことが大切です。
4-4.LPOなどの改善サポートも任せられるか?
ランディングページのCVRを向上させるためには、公開後の運用や改善が必要不可欠です。「質の高いランディングページを制作すること」と「継続的なランディングページの改善」は同じくらい大切です。ランディングページを制作することだけを考えて制作会社を選んでしまうと、せっかく作ったのに成果が出ないという状態に陥ってしまう可能性があります。運用や改善などを行った経験がない場合は、制作後のアフターサポートも任せられるかどうかも制作会社選びの基準にすると良いでしょう。
5.知っておきたいランディングページ制作の流れ
ランディングページ制作に必要な費用は、制作工程のどの部分を依頼するのかによって変わってきます。一般的なランディングページ制作の工程は次の通りです。
1.ターゲット選定・市場調査・競合分析
2.構成案作成(企画・戦略立案)
3.ライティング・写真撮影
4.デザイン
5.コーディング
6.検証・校閲
7.公開
8.運用・改善
ランディングページを制作したいと思ったら、まずこれら工程のどこからどこまでを自社で行うのか?また、制作会社に依頼する範囲はどこまでか?を決めることとなります。
ここでは、ランディングページの相場や料金について理解を深めるために、ランディングページ制作の各工程について解説していきます。
5-1.ターゲット選定・市場調査・競合分析
【内容】
・ターゲットやLPの目的を決める
・現状分析や市場調査等を行いニーズを明らかにする
・競合のランディングページの訴求ポイントを把握する
・広告出稿の際のキーワードを選定する
ターゲット選定・市場調査・競合分析はランディングページを制作するうえで、最も重要な工程です。制作の前に必ず誰に、どんな商品・サービスを、どのように売るのかを明確にします。これらが固まらないまま制作を進めてしまうと途中でブレが生じてしまい、ランディングページの効果を最大化できません。
5-2.構成案作成
【内容】
・調査や分析をもとに訴求方法を決める
・コンテンツの内容や順番、見せ方を決める
ページに訪れたユーザーを納得させ、購入やお問い合わせまで自然に導くための構成案を作成します。また、商品やサービスの強みやユーザーにとってのメリットをどのように見せるかもこの段階で決めます。
5-3.ライティング・写真撮影
【内容】
・キャッチコピーを作成する
・原稿を作成する
・写真や動画の撮影を行う(新しく必要な場合)
ライティングや写真撮影は主に下記の3つのケースに分かれます。
・依頼側が用意する
・依頼側が用意したものを、制作会社がブラッシュアップする
・制作会社が用意する
既存のランディングページから、デザインのみをリニューアルしたい場合は自社で原稿を準備することもあるでしょう。しかしユーザーに刺さるキャッチコピーや原稿の作成はスキルやノウハウが必要となります。ランディングページの成果に大きく関わるため、不安な場合はプロに任せることをおすすめします。
5-4.デザイン
【内容】
・構成案やキャッチコピー、原稿をもとにデザインを行う
キャッチコピーや原稿、写真などの素材が揃ったら、いよいよデザイン制作です。ターゲットや商材に合わせた配色やレイアウト、フォント等を設計していきます。ほとんどの制作会社がこの工程に対応しています。
5-5.コーディング
【内容】
・デザインをもとにコーディングを行う
HTML・CSSやJavaScriptを用いて、制作したデザインを形にする工程です。こちらもデザイン同様にほとんどの制作会社が対応してくれます。
5-6.検証・校閲
【内容】
・全体の動作確認や表示確認を行う
・テキストに間違いがないか校正や校閲を行う
完成したランディングページを公開する前に、どのブラウザでも正常に動作するか、表示崩れがないか、リンクは正しく貼られているか等、チェックを行います。また、依頼者側が用意した原稿に誤字や表現の間違いがないか等の最終確認をします。
5-7.公開
【内容】
・サーバへのアップロードを行う(またはデータで納品)
検証・校閲後問題がなければ、実際にドメインやサーバーを用意してWeb上に公開します。依頼者側でドメインやサーバーを用意している場合は、制作会社に依頼しなくても対応できます。ドメインの取得やサーバー契約に関する知識がない場合は、制作会社に依頼することをおすすめします。
5-8.運用・改善
【内容】
・広告を運用し、効果測定を行う
・効果測定をもとに修正や改善を行う
・効果測定と改善を繰り返しPDCAを回す
ランディングページは制作して終わりではありません。どれだけクオリティの高いランディングページを制作したとしても、適切な方法で運用を行わなければ効果は最大化されません。広告運用の知識がない方や、A/Bテストの方法、修正や改善の方法が分からない方は、運用までサポートしている制作会社に依頼しましょう。
6.まとめ
本記事ではランディングページ制作の費用相場と、予算別の内容について詳しく解説しました。ランディングページの制作にかかる費用は、どの工程を制作会社に依頼するかで大きく左右します。また、依頼する制作会社や内容によっても変化してきます。ランディングページを制作する目的や要件を整理して、最適なランディングページ制作会社を選びましょう。
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